松井引退、一時代の終焉

松井秀喜選手が現役の引退を表明した。
足掛け２０年、日米通算で５０７本の本塁打を放った
稀代のスラッガーが球界を去る。

思えば松井選手がドラフト１位で巨人に入団した春、
私も大学を卒業し今の会社に就職した。
全く世界は違うし、次元も違うけれど、
巨人ファンの私にとって自分の分身を見るようで、以来大ファンになった。

本塁打を５０本打つ好調な年も、不振にあえいだ年も、
メジャーに移籍が決まった時も、
たとえ巨人の選手ではなくなっても彼を、その所属チームを応援した。

寂しい、まだできる、巨人にまたは日本に戻って、などと人は言う。
でもそれはあまりに勝手な物言いのような気がする。
メジャーで成績をあげられず日本の球界に出戻る選手が多い中、
自らのプライドがそれを許さなかったのだろう。
まだできる、と私も思う。いや、確信している。
でも、自ら引退を決めた決断に異を唱えるつもりはない。

それよりも今後どうするのだろう。
指導者あるいは解説者などで球界に残るのか、
それとも別の道を歩むのか。
序章の星稜高校時代、第一章の巨人時代、
第二章のメジャーリーグ、そして第三章へ。

その第三章の始まりを期待しつつ、
一ファンとして勝手に共に歩んだ
この夢のような２０年が終わりを告げる。

松井秀喜 困難を乗り越える言葉

• 作者: 『松井秀喜 困難を乗り越える言葉』編集委員会
• 出版社/メーカー: ぴあ
• 発売日: 2010/06/16
• メディア: 単行本

日本、歓喜の決勝トーナメント進出！

日本　３－１　デンマーク

結果のみを追えば、日本にとってはここ最近で最高の試合になりました。
また、得点経過も先制、追加、駄目押しと内容においても最高の試合運びでしたね。
３点のうちフリーキックが２点、なんていうことを言う人もいるようですが、
そのフリーキックを得る試合運びができることが、元々日本の持ち味でしょう？
俊輔が調子を落としている今、本田、遠藤という
日本が誇るフリーキックの名手２人が決めたことが、何よりもうれしい。
それだけでは終わらずに、流れの中から３点目が取れたこと、
これがそれ以上に嬉しい。
唯一の失点のＰＫも、川島が一度は止めたもの。
相手に詰め寄られて、結果押し込まれましたが、それにもしっかり反応していた。
次の試合、決勝トーナメント１回戦は、南米パラグアイが相手。
日本にとっては南米のチームは過去のデータ上、ちょっと苦手。
今の勢いそのままに、全てをぶつけていけば勝てない相手じゃない。
とはいえ過剰な期待はせずに、あくまでも冷静に次を迎えたいと思います。

日本、勝った！

日本　１－０　カメルーン

個人的には今年は期待度も低く、
せいぜい１分２敗とみてたから（１分はカメルーン戦）、
いい方に予想が外れたことには素直に喜ぶべきことなんでしょう。
でも次はオランダ戦。
何が起こるか分からないのがサッカーだけど、
普通に考えればオランダの方が実力は圧倒的に上。
圧倒的に少ないであろうチャンスをものにできるかがカギ。
勝てないまでも引き分けに持ち込めればいいけれど、
仮にそれが叶わなくても最小得失点差で済ませれば、
結果としては万々歳でしょう。
ネームバリューに囚われず、外す人は外す、入れる人は入れるで
メンバーを組めば、多少はいい方向に転がってくれると思うんですが。

涙雨は晴れたか

今日は木村コーチの追悼試合。
カードは木村コーチが所属した巨人と広島。
今日だけは勝ち負けを超えていい試合を、と期待していたけど、
その通りとなりました。

序盤は１点を争う緊迫した展開、
終盤は巨人の逆転劇。
ヒーローインタビューでの谷選手の涙に
思わずもらい泣きしてしまい、
天気のうえでは雨が上がったのに、
私の涙雨はまだまだ長雨になりそうです。

無念

皆が復帰を願っていたにもかかわらず、
巨人の木村コーチが意識も回復しないまま亡くなりました。

まだまだ若い。
クモ膜下出血は年齢に関係ないとはいうものの、
まだまだ若すぎる。

先ほど、報道で知りました。
信じられないし、信じたくもない。

今はただただ冥福を祈るしかありません。


『無念』の一言です。